プリティ・ファウルズ 2003年季試合結果
[第5戦]対ハリーズ('03.5.17和田堀B)
H P
F
10 0
0 0
0 0
8 0
× 2
―――
18 2
急きよ試合が決まった今季第5戦は、これまで対戦成績0勝(いずれも大敗)のハリーズ戦。朝方まで残った雨のせいでグランド状態も不良のなか、助っ人4人の力を仰ぎなんとか試合開始。
先攻プリティファウルズは先頭小野塚が四球出塁も二盗失敗。2番島田も四球で出塁するが、3番田崎、4番クレイグと連続三振に倒れる。
その裏、先発田崎の不安定な立ち上がりで、またもゲームは一方的な展開に。先頭打者に四球を与えると、2番打者の左フライがエラーとなり、3番打者にライトオーバーの本塁打を浴びいきなり3失点。その後もぬかるむマウンドに足をとられ制球が定まらず、四死球を与えてランナーを出しては、外野を抜かれる最悪の展開で、この回なんと打者15人に対し4安打6四死球、失点10のさんざんな内容。
2回表PFの攻撃。この回先頭5番松山が左安打で出塁するも、二盗失敗。二死後8番助っ人ヨコカワの安打が生まれるが得点には結びつかず。結局、PFこの試合の安打は2回のこの2本だけ。
なんとか立ち直った田崎が2回裏を0点に抑え、リズムを引き寄せたい3回表のPFの攻撃。四球で出塁の走者2人を置いた2死1・3塁で打者5番松山の場面で、一塁走者クレイグが牽制タッチアウト。チャンスを逃す。
3回からはPF今季期待の新人塚越がマウンドへ。自身も初めてのピッチャー経験となったが初回は難なく0点に抑える好投。4回こそハリーズ猛打線の洗礼を浴び8点を失うも、四死球は合計2と安定した制球力をうかがわせる内容で、今後への収穫材料となった。
4回三者凡退と奮わないPF打線、最終回は四死球により押し出しの2点を得るが、最後は暴投で突っ込んだ三走島田が本塁でタッチアウトで試合終了。
全体を通して肝心な場面での走塁死が目立ったこの試合。主要メンバーを欠いたとはいえ、全体の走塁のレベルアップが今後の課題と言えるだろう。
PF塚越ピッチャー初体験ながら堂々のマウンドさばきを見せる。「(実際は)緊張で頭の中が真っ白になってしまってました。でも4回(相手投手の打席で)の内角球は狙って投げました」と、いきなり強気の投球術を披露。
初の女性投手リレー結成以来エース渡辺に頼りきりだったPFのマウンド事情だが、今季は女性投手の成長により、先発・中継ぎ・抑えの役割も徐々に出来ていくだろう。勝敗が監督の継投策に左右されるようなプロ並みのゲームをする日も近い?
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