プリティ・ファウルズ 2003年季試合結果
[第6戦]対トリビー('03.6.7和田堀B)
		
 ト   P
 リ   F
  0 0
  1 4
  1 0
  0 0
  1 0
  2x 0
  ―――
  5 4

第6戦の相手は、おなじみ居酒屋トリビーの従業員と、そのお客さんの混合チーム。毎晩笑顔で杯を交える面々が、この日は敵味方に別れての真剣勝負と相成った。
PF先攻の初回、奇しくも先頭バッターはトリビー店員でもある小野塚の場面で、いきなりデッドボールの洗礼を浴びる。小野塚の二盗後、2番島田のいい当たりはレフトの正面を突いてしまい、先制ならず。
PF先発渡辺は、先頭打者にヒットを許すが後続を断ち、危なげない立ち上がり。エースの貫禄を見せる。
2回表、この回先頭の6番牧田がセンターオーバーの2塁打を放ち、続く7番渡辺の打席。二走牧田がスタートを切り、打球はセカンド後方にふらりと上がるが、運良くこれが地面に落ち、牧田が先制のホームイン。1死後、押し出しの四球で1点を追加。3番田崎三振の後、なおも2死満塁のチャンスでこの日4番に座った円山が三遊間を破る鮮やかなタイムリー。レフトが処理を誤る間にもう1点追加し、この回打者一巡、一挙4点の先取点となる。
先発渡辺は集中打こそ浴びないものの、2回3回ともに1点とじわじわと詰め寄られる展開に。先手を打つ形でPFベンチは4回から2番手塚越をマウンドに送る。その塚越は、代わりばな先頭打者にこそ四球を許すが、連続三振を含む堂々の内容。
5回裏も、この回先頭の3番打者の大ファールにも動じず、直後に内野フライに切ってとるなど抜群のマウンド度胸を見せる。しかしその後4番打者にヒットを許し、2死後、ふらりと上がった内野フライを一塁手が痛恨のタイムリーエラー。ついに1点差に詰め寄られる。
テンポ良くポンポン投げ込んでくる相手ピッチャーに対し、3回以降すべて三者凡退と追加点どころかランナーさえ出せないPF打線。6回こそ連続四球を得るが結局無得点に終わり、1点差を守るべくPFベンチは3番手田崎に最終回のマウンドを託す。
必勝態勢のプレッシャーの中、下位打線を三振と内野ゴロで簡単に2アウトを取った田崎だが、1番打者の一塁方向に転がった打球を、投一二の三者でお見合い、ヒットにしてしまう。続く2番打者の当たりもなんでもないショートゴロに見えたが、これが内野安打に。一気にピンチを招き、3番を歩かせ満塁策を取るが、続く4番への初球が痛恨の押し出しデッドボールとなり、同点。気落ちしたところを、5番打者に外角球にバットを合わせられ、サヨナラのライト前タイムリー。なんとも劇的な逆転サヨナラ負けを喫した。
敢闘点は、2回を1安打自責点0と、セットアッパーとして確実な仕事を果たした塚越が獲得した。

PF円山2回2死満塁のチャンスでタイムリー。4番起用に応える活躍を見せるが…、「実はアウトカウントを間違えていて、スクイズしようかと思ってたのが失敗して…。逆にあれで力が抜けて、上手く打てました」。入団2年目、今やPF攻守の要となった新鋭の思わぬ大ボケぶりに、周囲も苦笑い。

悔やまれるのは…あと一人というところまでこぎ着けながら、惜しい白星を逃す結果となったこのゲーム。2回以外は無安打という“オンリー1チャンス打線”や、投手起用と守備固めのタイミング等の課題が浮き彫りとなった。

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