プリティ・ファウルズ 2003年季試合結果
[第8戦]対YETS('03.7.19松ノ木)
		
 Y   P
 E   F
  5 11
  8 10
  0 0
  0 3
  ―――
  13 24

初対戦となったYETS(イェッツ)はデザイン事務所を母体とした20〜30代男性中心のチーム。試合前に練習時間を設け、さらにファウルズの若手・加固選手を招き挑んだ今季第8戦は、予想以上の大荒れゲームとなった。
初回先攻PFは3者連続四球の無死満塁の場面で、4番円山が走者一掃のタイムリー三塁打で一気に3点を先制。続く加固の安打で1点、さらに3連続四球押し出しの後、9番渡辺の適時打で、この日初打席先発全員出塁。さらに連続死球と内野ゴロの間の得点を重ねこの回なんと打者17人で11得点。PF史上初の先発全員得点の記録もついた。
その裏、大量リードをもらいながらも先発田崎はピリッとせず、3被安打2死球で5点を献上すると、1アウトもとれずに降板。代わった渡辺は落ちるカーブが冴え連続三振を奪う好投で追撃を阻止する。
2回もPFの勢いは止まらない。渡辺の安打を皮切りに2四球で満塁とすると、3番牧田が右越えのランニングホームラン。1死後、加固・松山の助っ人コンビの連打で1点、7番島田は降り逃げで出塁し、相手エラーを誘う好走塁。さらに渡辺・牧田の安打などで、この回も10点の大量点。
2回裏、カーブの制球が乱れ始めた渡辺は、四球と連打にエラーも絡み8点を失う。PF7点差のリードながら、3回表より登板したエース級の相手投手を前に打線も沈黙。嫌な空気が漂いかけた3回裏。PFはついに切り札・円山をマウンドへ投入。
この日が公式的な投手デビューとなった円山は、突然の登板にもかかわらず、いきなり連続三振を奪う。マウンド上で笑顔をもらす余裕のピッチングで、この試合初の三者凡退にきってとる。
最終回となった4回表。四死球の走者で一死満塁、代打藤田の場面。相手捕手の隙を突いた三走牧田がディレードスチールでホームを陥れる。味方さえ驚く好走塁で1点を追加(RRP)。さらに二死後、ここまでまったくいいところのなかった8番田崎が、執念のライト前ヒット。3人目投手からの初安打でダメ押しの2点を追加する。
その裏、ピッチャー円山は先頭打者に安打を許し、内野陣の守備の乱れもあってランナーを背負うも、最後の打者を空振り三振に仕留めゲームセット。自らのバットで始まった大乱戦の結末を、ナイスピッチングで締めくくり、PF待望の今季3勝目に大きく貢献した円山が殊勲点2を獲得した。

ファウルズ加固初の助っ人参戦。慣れないサード守備でのエラーもあったが、2安打3打点の大活躍。「久しぶりに楽しく野球ができました。また呼んでください!」と、終始笑顔。

今季初の2ケタ安打この日PFは10安打。大量24得点は相手投手の制球難によるところも大きいが、ランナーを溜めたところでクリーンナップに長打が出るなど、効率のよい展開。さらにこの日9番の渡辺が3安打と、下位からもチャンスメイクができるオーダーに、監督島田も「これも作戦勝ち」とご満悦。
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